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日本語で考えたくなる科学の問い〈上〉〔文化と社会篇〕
日本語で考えたくなる科学の問い〈上〉〔文化と社会篇〕
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定価 3,960円
(本体 3,600 円)
個数:
編者
田中祐輔
著者
田中祐輔、川端祐一郎、牛窪隆太、陳秀茵、張玥、庵功雄、 前田直子
判型・ページ数・付属
A5 392頁+別冊解答32頁
発刊日
2022年04月10日
出版社名
凡人社
商品コード
9951
ISBNコード
9784893589958
【※英語・中国語・韓国語・ベトナム語の本文対訳付き!】
【活動用ワークシート、補助教材、本書紹介ページはこちら】
世界の学術研究が示す“多彩なテーマ”と“興味深い発見”をもとに、
「調べる・考える・伝える」ための新しい探求・活動型日本語教科書
現代の地球社会には、環境問題、格差や貧困の問題、そして、災害や紛争、感染症の問題など、
多くの危機的な問題が横たわっています。グローバル化・ボーダレス化した時代において、
世界の人々が国境や分野の枠を越えて協力し合い課題に取り組むことが不可欠な時代を迎えていると言えます。
学校での勉強や研究、そして、企業で働く上でも、自然科学・社会科学・人文科学の幅広い素養が必要とされ、
それは、日本語で勉学や仕事に取り組みたいと思っている学習者の方々にも言えることでしょう。
重要なのは、単なる知識ではなく、科学的なセンスを持って探求・対話・協働することです。
以上の考えに基づき作成された本書では、学術研究を紹介する文章を題材に「調べ・考え・伝える」104のアクティビティと、
コーパスに基づく総計333の語彙と文法を学ぶことができ、豊富な解説と練習問題を通して
総合的な日本語コミュニケーション能力を育成することができます。
[育成される資質・能力]
① 日本語で他者と対話・協働・表現する力
ナビゲーターである博士、アイ、リクが、
興味深い“科学の問い”をテーマにした講義に読者の皆さんを案内します。
人の作り出す「文化と社会」に関する深い議論や、
緻密な調査に触れ、さまざまなアクティビティを通して調べる、考える、対話する活動に取り組むことによって、
日本語で他者と対話・協働・表現する力を養うことができます。
② 学術的活動に不可欠なアカデミック・ジャパニーズ
本書での読解やアクティビティを構成する語彙や表現は
『日本語学術共通語彙リスト』『日本語能力試験出題基準』『制作チームオリジナル語彙リスト』などのコーパスやデータベースに基づき
科学的に導き出されたものです。学術的活動に不可欠なアカデミック・ジャパニーズの力を
総計333の語彙と文型、文法を学ぶことで身につけることができます。
③ 理論的・実践的な知見に基づく総合的な日本語コミュニケーション能力
ことばの意味や用法に関する充実した解説、そして、日本語の構造や運用に着目した
文法コラムを通して、日本語の語彙や表現、文法をより適切に理解し、実際の
コミュニケーション場面で豊かに運用する力を育成することができます。
[もくじ]
ユニット1 コミュニティ
このユニットでは、人間のコミュニティの本質に関わる科学研究を取り上げます。
人々がグループに分かれて敵対し合うのはなぜなのか。
多様な文化的背景を持つ人々が集まると、相互理解は進むのか。
「他人のうわさ話」はどんな役割を果たしているのか。
調査や実験の結果を参照しながら対話し、考えます。
Lesson1 グループに分かれた争いを人間はいかにしてやめられるのか?
アクティビティ 子どもの身内びいきの行動に関する実験
本文 「グループ化」は人間の本能
文法コラム 知っているようで使えていない文法はないのか?
Lesson2 「多文化共生」は寛容な社会を作るのか?
アクティビティ 他者への信頼感に関する社会調査
本文 多様性のジレンマと相互理解
文法コラム 「推薦状は来週までにいただければいいでしょう」はなぜカチンとくるのか?
Lesson3 人はなぜ「うわさ話」が好きなのか?
アクティビティ 話題に関する実態調査
本文 うわさ話とともに進化した人類
文法コラム 「ように」と「ようだ」は意味がどのようにつながっているのか?
ユニット2 ビジネスとテクノロジー
このユニットで取り上げる専門家たちの研究は、ビジネスやテクノロジーの背後にある、
人間や社会の本質についての理解を促すものです。
グループでのディスカッションにはどのような意味があるのか。技術というのは、
人間の思想や文化と無関係に生み出されるものなのか。
人工知能はなぜ話題になっているのか。意外な事実に触れながら、考えていきます。
Lesson4 グループ討議はアイデアの生産性を高めるのか?
アクティビティ 意見交換の効果検証実験
本文 ブレインストーミングとアイデア創出
文法コラム 「私{は・が}その会議に出席します」はどのように違うか?
Lesson5 テクノロジーは思想や文化とは無関係に発展するのか?
アクティビティ 服装の自由化とその背景
本文 情報技術の発展を方向付けた1970年代アメリカの文化
文法コラム 「3年前に日本に来たし、今、町田市に住んでいます」はなぜ不自然か?
Lesson6 人工知能はどこまですごいのか?
アクティビティ ディープラーニング研究の展開
本文 「第三次AIブーム」の成功と課題
文法コラム 「{その・そんな・そういう}本を読んでいるんですか」は何を聞きたいのか?
ユニット3 スポーツと芸術
このユニットでは、スポーツと芸術に関する科学的な研究を取り上げます。
サッカーのワールドカップのように大きなスポーツ大会では、
開催地を拠点とするチームが勝ちやすいとされています。絵画には、
現実の風景や人物以上のリアリティが感じられることもあります。
これらは我々が日々経験していることですが、
そのメカニズムを科学的に説明することは、実は簡単ではありません。
Lesson7 スポーツで「地元チーム」が勝ちやすいのはなぜなのか?
アクティビティ ホームグラウンドの利点の分析
本文 観客の声援がスポーツ選手の能力を高める
文法コラム 「から/ので」と「ため」はそれぞれどのように使われているか?
Lesson8 芸術はどのようなメカニズムで人の心を動かすのか?
アクティビティ ネズミが長方形を好む原理
本文 脳科学が明らかにする「美」の秘密
文法コラム 「と/ば/だら/なら」はどのように使い分けたらよいか?
関連商品タグ
アカデミック・ジャパニーズ
上級
読解
N1
日本文化
日本社会
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【活動用ワークシート、補助教材、本書紹介ページはこちら】
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「調べる・考える・伝える」ための新しい探求・活動型日本語教科書
現代の地球社会には、環境問題、格差や貧困の問題、そして、災害や紛争、感染症の問題など、
多くの危機的な問題が横たわっています。グローバル化・ボーダレス化した時代において、
世界の人々が国境や分野の枠を越えて協力し合い課題に取り組むことが不可欠な時代を迎えていると言えます。
学校での勉強や研究、そして、企業で働く上でも、自然科学・社会科学・人文科学の幅広い素養が必要とされ、
それは、日本語で勉学や仕事に取り組みたいと思っている学習者の方々にも言えることでしょう。
重要なのは、単なる知識ではなく、科学的なセンスを持って探求・対話・協働することです。
以上の考えに基づき作成された本書では、学術研究を紹介する文章を題材に「調べ・考え・伝える」104のアクティビティと、
コーパスに基づく総計333の語彙と文法を学ぶことができ、豊富な解説と練習問題を通して
総合的な日本語コミュニケーション能力を育成することができます。
[育成される資質・能力]
① 日本語で他者と対話・協働・表現する力
ナビゲーターである博士、アイ、リクが、
興味深い“科学の問い”をテーマにした講義に読者の皆さんを案内します。
人の作り出す「文化と社会」に関する深い議論や、
緻密な調査に触れ、さまざまなアクティビティを通して調べる、考える、対話する活動に取り組むことによって、
日本語で他者と対話・協働・表現する力を養うことができます。
② 学術的活動に不可欠なアカデミック・ジャパニーズ
本書での読解やアクティビティを構成する語彙や表現は
『日本語学術共通語彙リスト』『日本語能力試験出題基準』『制作チームオリジナル語彙リスト』などのコーパスやデータベースに基づき
科学的に導き出されたものです。学術的活動に不可欠なアカデミック・ジャパニーズの力を
総計333の語彙と文型、文法を学ぶことで身につけることができます。
③ 理論的・実践的な知見に基づく総合的な日本語コミュニケーション能力
ことばの意味や用法に関する充実した解説、そして、日本語の構造や運用に着目した
文法コラムを通して、日本語の語彙や表現、文法をより適切に理解し、実際の
コミュニケーション場面で豊かに運用する力を育成することができます。
[もくじ]
ユニット1 コミュニティ
このユニットでは、人間のコミュニティの本質に関わる科学研究を取り上げます。
人々がグループに分かれて敵対し合うのはなぜなのか。
多様な文化的背景を持つ人々が集まると、相互理解は進むのか。
「他人のうわさ話」はどんな役割を果たしているのか。
調査や実験の結果を参照しながら対話し、考えます。
Lesson1 グループに分かれた争いを人間はいかにしてやめられるのか?
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本文 「グループ化」は人間の本能
文法コラム 知っているようで使えていない文法はないのか?
Lesson2 「多文化共生」は寛容な社会を作るのか?
アクティビティ 他者への信頼感に関する社会調査
本文 多様性のジレンマと相互理解
文法コラム 「推薦状は来週までにいただければいいでしょう」はなぜカチンとくるのか?
Lesson3 人はなぜ「うわさ話」が好きなのか?
アクティビティ 話題に関する実態調査
本文 うわさ話とともに進化した人類
文法コラム 「ように」と「ようだ」は意味がどのようにつながっているのか?
ユニット2 ビジネスとテクノロジー
このユニットで取り上げる専門家たちの研究は、ビジネスやテクノロジーの背後にある、
人間や社会の本質についての理解を促すものです。
グループでのディスカッションにはどのような意味があるのか。技術というのは、
人間の思想や文化と無関係に生み出されるものなのか。
人工知能はなぜ話題になっているのか。意外な事実に触れながら、考えていきます。
Lesson4 グループ討議はアイデアの生産性を高めるのか?
アクティビティ 意見交換の効果検証実験
本文 ブレインストーミングとアイデア創出
文法コラム 「私{は・が}その会議に出席します」はどのように違うか?
Lesson5 テクノロジーは思想や文化とは無関係に発展するのか?
アクティビティ 服装の自由化とその背景
本文 情報技術の発展を方向付けた1970年代アメリカの文化
文法コラム 「3年前に日本に来たし、今、町田市に住んでいます」はなぜ不自然か?
Lesson6 人工知能はどこまですごいのか?
アクティビティ ディープラーニング研究の展開
本文 「第三次AIブーム」の成功と課題
文法コラム 「{その・そんな・そういう}本を読んでいるんですか」は何を聞きたいのか?
ユニット3 スポーツと芸術
このユニットでは、スポーツと芸術に関する科学的な研究を取り上げます。
サッカーのワールドカップのように大きなスポーツ大会では、
開催地を拠点とするチームが勝ちやすいとされています。絵画には、
現実の風景や人物以上のリアリティが感じられることもあります。
これらは我々が日々経験していることですが、
そのメカニズムを科学的に説明することは、実は簡単ではありません。
Lesson7 スポーツで「地元チーム」が勝ちやすいのはなぜなのか?
アクティビティ ホームグラウンドの利点の分析
本文 観客の声援がスポーツ選手の能力を高める
文法コラム 「から/ので」と「ため」はそれぞれどのように使われているか?
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