円滑なコミュニケーションのためには、文法だけでなく、適切なことばの運用に関する知識も身につける必要があります。自分の意図や考えを明確に伝えることができても、それによって相手が気分を害して関係が悪くなってしまったら、コミュニケーションが成功したとはいえないからです。本書は、日本語における適切なことばの使い方に関する知識を効率的・体系的に学ぶ機会を提供し、日本人とのコミュニケーションにおいて、「相手と良好な関係を確立・維持しながらも、自分の意図や考えはきちんと伝えることができる能力」を養成することを目指しています。


―以下、教材分析をしてくださった方の紹介文です―

●先輩からの誘いをうまく断れない？
●同級生に髪型を褒められたら、謙遜するのか？　お礼を言うのか？
●上司に書類のチェックを依頼したいとき、どう何を言うべきか？

そのような悩みをもったことがありますか？

日本語は中・上級になってどんどん話せるようになってきたのに、
なかなか日本人とうまくコミュニケーションできないのはなぜでしょうか？
それは、円滑なコミュニケーションを図るために、文法能力だけではなく、
日本語を適切に使える能力 ―「語用論的能力」も必要とされているからです。

そして、こちらの本は学習者の「語用論的能力」を養成することを目指している一冊です。
日本語における適切なことばを詳しく、わかりやすく学べます。

なお、短い会話練習からロールプレイまで、充実した練習内容も揃っていますので、
会話授業の練習に苦労している先生方におすすめ！

本書の構成
ユニット1　許可を求める
ユニット2　依頼する
ユニット3　謝罪する
ユニット4　誘う
ユニット5　申し出をする
ユニット6　助言する
ユニット7　不満を伝える
ユニット8　ほめる